Unite DE Alumi

ユニテ DE アルミ

2018.05.08

製品紹介

アルミ製多目的ラック

本文

今回は弊社の工場内で使用しているアルミ製多目的ラックをご紹介致します。

 

弊社では、アルミの形材を押出した後、生材使用もしくはアルマイト(表面処理)を行い、切断加工(現在切断機を4台保有しており、最長6m+αの切断が可能です)やNC(numerical control machining)加工(数値制御した機械による加工方法で、加工内容を機械に入力する手間は掛りますが、一度入力したら同じ加工を繰り返し行えるため作業効率や精度・品質が手加工よりも断然良い方法)、プレス(stamping)加工(加圧する機械に対となった金型の間に素材を入れ、強い力を加えて金型の形に成形する方法)を行った後に製品組みまで行っております。

 

今まで弊社では、下記画像の4mラックを加工時にも使用しておりました。

本来の使用用途は、長尺物(4m~6mの材料)を運搬・保管する鉄製のラックです。

この鉄製ラックは、自重が80kg~100kg程度あり、空の状態でもクレーン(最大2tまで持ち上げ、移動出来る天井クレーン使用)・フォークリフト(バッテリー式のサイドフォーク2台、リーチフォーク2台、エンジンタイプ1台保有)で移動をしなければなりませんでした。長尺物を加工して乗せるにはとても良い4mラックなのですが、長さの短い物や、小ロットの材料等を動かす時には4mと言う大きさや鉄製と言う重さが逆にマイナスポイントになっておりました。また、鉄製のラックは雨や水に濡れると錆びてしまい、赤さび等がアルミの形材に付着してしまうなどの可能性がありますので、置く場所にも注意が必要です。

 

 

 

 

そこで上記の鉄製4mラックより取り回し良く使える様製作したのが、アルミ製多目的ラックです。

弊社で使用しているアルミ製多目的ラックは4本の柱がある為、材料の落下・横滑りなどが防止出来き、さらに2段・3段と積上げる事が可能です。

弊社の工場の稼働率の差が繁忙期と閑散期で大きく、製作する上で仕掛品が多い工場などでは、未使用時に場所を取らなく、屋外に置いても赤さびのでないアルミ製ラックは、非常に有効なラックです。

※現在も鉄製4mラックとアルミの多目的ラックを用途に合わせて使い分けて使用しております。例えば長尺物で切断して出荷する物は鉄製4mラック、長さ2m以内で次工程に加工がある物や、小ロットで切断・加工する物はアルミ製多目的ラックと使い分けをし、生産効率を高めています。

 

 

弊社で実際に使用しているアルミ製多目的ラックは加工した材料を置くために製作しましたので、取り回しの良いサイズにしました。空の状態であれば一人で持てますので、移動したい時などもフォークリフトなど使わずに手軽に行えます。

 

弊社では何種類もの材料を使用して製品組みまで行う商品もありますので、製品になるまでに活躍するのがアルミ製多目的ラックです。

 

例えば、3種類の材料を使用して1つの製品を作る場合、この3種類の材料を順次加工したものを置いておくラックが必要です。

【例】

上記A~Cでは製品寸法に切断した後、アルミ製多目的ラックに乗せて次の加工場所へ運びます。各加工が終わった材料は、再度アルミ製多目的ラックに乗せて、製品組みを行う場所へ運びます。

上記の例えは3種類の材料ですが、それ以上の材料を使用する時はさらに活躍しています。

 

 

※切断した材料をNC加工機まで運んで加工待ち

 

 

※仕掛中(組立前の材料)

 

 

※切断して他の材料の加工待ち

 

また、下記図の様にラックの柱が当たらない様に積上げていくとスペースも取らずに保管出来るのでとても便利です。

アルミ製多目的ラックの特徴である取り回しの良さは未使用時でも、一人で積み重ねられるので、材料が空いた物をすぐに片付けられます。鉄製4mラックだと質量があり一人では持ち運べない為、クレーンを使用しなくてはならず時間が掛ってしまいます。クレーンで片付ける時間は5分~10分程ですが、その時間が積み重なれば後々大きな差となって表れてきます。準備・片づけに時間が掛らなくなればそれだけ加工する時間が増えますので、生産量UPに繋がります。

 

 

※多目的ラックはアルミ製ですので、同じアルミ材料を直接乗せるとキズや静電気等での不具合が発生する可能性があります。そこで、弊社で使用しているアルミ製多目的ラックには、材料が当たる部分に緩衝性を張り付けております。

緩衝材を選ぶ時にも、経年劣化や寒暖の差で固く割れやすくなってしまう物もありますし、帯電防止機能が付いている物の方がホコリやゴミの付着を抑えられる等色々と種類がありますので、アルミの形材に相性の良いものを選定しました。

 

弊社では、限られたスペース(材料置場・加工スペース・製品置場)を効率良く使い、生産量UPに繋がる様、アルミ製多目的ラックを製作し使用しています。ラックの大きさも設計次第で変更可能なので、用途に合わせて容易に変更できる点も魅力的な所です。

今後もお客様の要望・案件に応えていく為にも、社内の生産効率を上げ、高品質・低価格の製品作りを行ってまいりますので、何かお手伝い出来る案件が御座いましたら是非宜しくお願い致します。

又、お客様にも合った専用のラックのご提案やオーダーサイズでの製作も可能ですので、興味が御座いましたらご連絡お待ちしております。

 

Contact

お問い合わせ

お電話でのお問い合わせはこちら
東京営業所 営業時間:平日9:00〜17:00

048-931-1251