Unite DE Alumi

ユニテ DE アルミ

2018.07.27

加工

バリ取り

今回は、バリ取りについてお話をさせて頂きます。

まず、「バリ」についてですが、材料を切ったりするとできるバリは製品をつくるうえで不要なものです。組立作業を行うときにバリがあると部品がきれいに付かなかったり、それこそバリで作業者がケガをしたりなんてこともあります。

それなら、必要に応じてバリを取ってから作業すればいいのですが、バリを取るのって簡単そうに思うかもしれませんが、これがなかなか繊細な作業で体力や集中力も必要になってきます。誰でもできる作業かというとそうでもないと思います。

では、バリを取るのにどうしているかと、弊社だと正直ほとんど手作業でそれこそ作業者がヤスリ、バリ取り用のカッター、バッファーなど簡単な工具や設備を使ってバリ取りを行ったりするのですが、作業者によって仕上がりにバラツキも出てしまいます。

そんな中、最近弊社ではバリ取り機を導入し、ようやくバリ取りの苦労もだいぶ軽減され、今まで使用していた工具や設備でのバリ取りに比べれば、時間もかなり短縮できるようになりました。

そのバリ取り機では、どんな感じで仕上がるのか写真を添付します。実際はここまで削らなくても問題はないと思いますが、写真だとちょっとわかりにくいので、写真でもわかりやすいように全体的に多めにバリを取ってみました。

例えば、こんなアングル形状のバリ取りもこんな感じに仕上がります。

 

 

写真1 加工前                 写真2 加工後

 

また、丸パイプはなかなか厄介で、同じ工具や設備で外側と内側のバリを取ろうとすると、なかなかきれいに仕上がらず難しかったのですが、一応外側も内側のバリも同時作業で除去できます。

 

 

写真3 加工前                 写真4 加工後

 

そして、複雑なアルミの押し出し形状でもこんな感じでバリ取りが出来るようになりました。狭い隙間まではなかなか難しいのですが、指で撫でても引っ掛かりはありません。

 

 

 

写真5 加工前                 写真6 加工後

 

という感じで、写真の加工後のようにバリも取れてきれいに仕上げることができます。正直バリ取りは手間のかかる作業ですが、バリ取りされた製品を見るとやっぱり手間がかかっているだけあって仕上がりもきれいです。

しかし、このバリ取り機が弊社で行うすべてのバリ取りに適しているのかというと難しいところで、まだまだヤスリを使うことがあれば、バリ取り用のカッターやバッファーだって使います。

個人的には、今以上に製造工程の中でバリ取りが重視されると思っていますので、どんな形状でもサイズでも作業者のバラツキが出ないような弊社にあったバリ取り機を探していかなければと思っています。

 

 

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