Unite DE Alumi

ユニテ DE アルミ

2018.12.21

加工

リベットを活用しよう

こんにちは!今回は、リベットについて説明していきます。

リベット〔図1参照〕とは、板状の部分を重ね合わせた上で、接合できる部品です。

リベットの利点として、ネジ穴加工が不要であり溶接に比較して簡便、特にアルミ製品に有効活用されています。

一度締結したリベットは、取外しを想定しない為、半永久的な強度の締結力を得られるのが特徴です。

しかし、一度かしめたリベットの取外しは削り取る方法しかなく、ビスの様に脱着を繰返して使用する事はできません。

また、溶接の様に一体化できず、あくまで点溶接のイメージです。

アルミ製品の加工・組立を行っている弊社では、リベットの締結を利用した物作りが多く適材適所で活用しております。

〔図1〕スタンダードリベット

 

 

【リベットの種類】

リベットもネジ同様に様々な規格サイズがあり使用用途によりリベットを選定します。

・スタンダード

・高圧着

・構造体

・シールド(防水)

・低座屈

・電子部品用

・軟材質向け

・樹脂グリップ勘合

 

箇条書きにすると使用選別が大変と思われるかもしれませんが、特殊な物でないものは、弊社ではスタンダードリベットを使用しております。

フランジ形状として、丸頭、皿頭、ラージフランジとあります。

材質として、アルミ、鉄、ステンレスの組合せを選別できます。

 

 

 

【使用機器】

リベットを締結するには、リベッターと呼ばれる専用機器が必要となりますので、代表的な3種を簡単に紹介します。

 

・ハンドリベッター・・・バッテリー等が無く使用できる

メリット⇒低コストで購入できる / たまに使うくらいの頻度に最適

デメリット⇒連続作業の効率性が悪い

 

・エアーリベッター・・・作業量が多くエアーが用意できる方に最適

メリット⇒電動リベッターより軽量 / 複数の物量に対応可能

デメリット⇒コンプレッサーが必要 / エアーホースの取回しが必要

※弊社は、主にエアーリベッターを使用しております。

 

・電動リベッター・・・エアーホースの取回しが面倒で、持運びを求める方に最適

メリット⇒コードレスの為、取り回しに最適 / 複数の物量に対応可能

デメリット⇒バッテリー切れの際に、使用不可 / 高コスト

 

【リベットの締結方法】

例として、3mmの板材(材質:アルミ)2枚のリベット締結を行います。

まず、どのリベットを使用するか選定し、選定したリベットのカシメ板厚加工下穴径を確認します。

 

 

今回は、スタンダードリベット径4.8を用意したので、カシメ板厚については、合計肉厚が6mmなので、推奨締結板厚:3.2~6.4mmのリベットを使用します。

 

また、スタンダードリベット径4.8なので、下穴をΦ4.9mmで加工しました。

穴径はリベットによって決められているので注意しましょう。

 

 

                           圧縮

二枚の板を重ね選定したリベットをセットしリベッターで、マンドレルを引抜きます。

引抜いた際に、リベットボディが圧縮し締結します。

左に見えるのが、引抜いたマンドレルです。 

専用機器さえあれば簡単に締結する事が可能です。

 

 

 

弊社では、製品毎に様々な接合方法で組立を行っております。

他の記事でも、ビスや溶接についても記載しておりますので是非参照下さい!!

今回は、リベットの締結方法を簡単に説明させてもらいました。

この「製品作ってよ!」なんて物があれば是非ご連絡お待ちしております。

 

 

 

 

 

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