Unite DE Alumi

ユニテ DE アルミ

形材の梱包方法と工夫・注意点

こんにちは!業務課です。

弊社では毎日様々なアルミ製品を製造・加工し、お客様のもとへ届けていますが、そんな中で不可欠なことのひとつは、運送前の梱包です。

運送時の、商品のがたつきやずれを予防し形材がこすれ合って出来るキズやスレ、落下などによる破損を防ぐために、様々な形材に合った梱包を行っています。

形材と一言で言っても、角パイプ、丸パイプ、円形、支柱、コの字型、Ⅴ字型、その他異形など、様々な形のものがあります。梱包はひとつひとつをスタッフの手で、形材の形やサイズによって最適な資材や方法を用いて梱包を行っています。

今回は、アルマイト工場に運搬する際の、基本的なアルミ形材(生材)の梱包方法とその工夫・注意点についてお話させていただきます。

 

形材を梱包する資材

・ポリシート…片開き 0.013*900*600M

・ポリフィルム…0.03*1800*100M 透明(帯電防止)

・ミラボード(スペーサー)…5*40*640 白

・スペーサー大(段ボール)…80*905

・ビニールテープ…0.1*10*66 透明

・あて木…20*50*640

・あて板…12*35*610

・PPバンド…スターストラップt0.8 16*1200m(エンボス緑)

ミラボード

 

 

梱包の手順

弊社で押出した形材は強度を上げるための熱処理を施します。冷却後、金属ラックに積み替えられ、梱包のコーナーへと運ばれてきます。

 

1.ミラボードをビニールテープでラックに装着します。

2.ポリシートをラックに敷きます。

3.形材に付着している切粉をエアーで飛ばしていきます。

4.形材を手作業で1段ずつラックに積んでいきます。この時、スケールで測り左右の偏りがないように注意します。

 

5.ミラボードを1段ずつ間に挟み、形材同士の緩衝を防ぎます。形材によってポリフィルムを間に敷く事もあります。これを繰り返し、形材を積んでいきます。

 

6.形材を積み終わったら、写真のように縦方向にも間にミラボードを挟んでいきます。その後再びポリシートを形材の上からかぶせ、ビニールテープで止めます。

 

7.形材に合った方法で固定します。

 

ラップ固定・・・ストレッチフォルムで形材の両端と中心を何重にも巻きつけて固定します。ある程度巻いてから、仕上げにラップをクロスしながら巻くことで、ゆるみを防止します。(薄い形材や、異形のものなど)

 

バンド固定・・・形材の両端と中心にそれぞれミラボードを置き、上にスペーサー大(段ボール製)、さらにあて木を置き機械を使用してバンドで固定します。仕上げに両端のバンド固定した部分を上からラップします。こうすることで形材の形や時間経過によって発生するゆるみを軽減することができるのです。(角パイプ、コの字、柱材など)

 

 

梱包時の工夫・注意点

・コの字型の形材

口が開いた側を外側や上向きにしてしまうと重みで潰れ、歪んでしまう可能性がある為、梱包時はコの字の開いた側を内側にしてラックへ乗せていきます。

 

・丸パイプ・Ⅴ字型の形材

間にビニールを挟み形材同士が触れ合わないようにします。本数によって上段の両サイドが空いてしまう場合は、動かないようスペーサーで調整します。またⅤ字型など角が尖っている形材は、間に挟む緩衝材がミラボードだけでは弱く角から潰れてしまうので、あて木を間に入れた頑丈なスペーサーを使用しています。

 

・ラック上部は最低5cmほどの余裕を。

ラックは上までめいっぱい形材を積みません。最低でもラック上部に5cmは余白があるようにしています。バンドで締めた時に形材の上部の左右に力が入りやすいので、たわみを防ぐ為です。また、ラック同士を積み重ねた際にあたらないようにする為です。

・1ラックに2種類以上の形材を乗せる場合

重量の大きいもの(支柱など)を下に重ねます。また、カラー材とシルバー材など、仕様の違う形材は基本的には同じラックには乗せません。

 

以上、簡単ではありましたが、今回は形材の梱包方法などをご紹介させていただきました。今後もより良いものを良い状態でお届けできるよう、試行錯誤して参ります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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