こんにちは。今回は弊社で取り扱っています、隔て板のボードの材質についてお話したいと思います。
ボードはケイカル板(ケイ酸カルシウム)とフレキシブル板を使用しています。
この2つの共通点と違いは何か!といいますと…
~共通点~
①法定不燃材料である
不燃材料とは、建築基準法における、国土交通大臣が定めた材料または認定した材料のことを示します。
不燃材料の判断基準として、加熱開始後20分後に燃焼し始めるものを不燃材料として定めます。
他の不燃材料としては、アルミや石、コンクリート、石膏ボードなども定められています。
②寸法が変化しにくい
石膏ボードにくらべ、湿気による反りや収縮が少ない特徴があります。
石膏ボードは紙と石膏で出来ている為、湿気に弱く、水分を含むと膨張してしまいます。
~違い~
①主原料の違い
ケイカル板は主原料として、けい酸質原料、石灰質原料、補強繊維を使用しています。
対して、フレキシブル板はセメント質原料、補強繊維を使用しています。
②重量の違い
「①」で述べたとおり、フレキシブル板はセメント質原料を使用している為、ケイカル板に比べ、約2倍の重量になります。
③主な使用場所
強度の違いによりフレキシブル板は風の強い高層の建物で使用する傾向が高く、ケイカル板はアパートなどの低層系の建物で使用されることが多いです。
④強度の違い
セメント質原料を使用している為、フレキシブル板の強度はケイカル板よりも強いです。
どのくらい違うのかというと…
ユニテで使用しているケイカル板の耐久度が10.0N/m㎡になります。
ですので、1c㎡あたりに100N(約10kg)まで耐えることができます。
体重70kgの私が、ボードに足を載せた状態で軽く体重をかけて割れる位の強度で、ある程度の簡単に割ることが出来ます。
↑足を乗せて体重を掛けて割れたケイカル板
フレキボードの耐久度は28.0N/m㎡。1c㎡あたりに280N(約28kg)まで耐えることができますので、簡単には割れず、ケイカル板の約2.8倍の耐久度があります。
↑踏み抜いたフレキボード
今回の解説で身近にある隔て板の材質の違いを簡単に説明させていただきました。
何か気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。