こんにちは! 製造1課です。
弊社製造1課では日々、手摺や門扉を工場で製作するための図面を描いております。
手摺や門扉はお客様の希望の大きさやデザインにそって製作するために、必要な部品や材料、
加工の可否や加工内容、強度など様々なことを考慮しながら図面を描いております。
今回はその中でも手摺や門扉を組み立てるのに必要不可欠なねじについてのお話をさせていただきます。
ねじには材質や大きさ、用途による使い分けなど様々な種類があります。
例えば手摺を1m製作するだけでも3~5種類、場所によってはそれ以上の種類の
ねじが使われており、それらは1ヶ所、1ヶ所しっかりと理由があって選ばれております。
このようにねじはとても奥が深く、すべてをお話することは難しいため
まずは弊社で手摺を製作する際に主に使用するねじを、3つの区分で紹介いたします。
①頭部形状(なべ・皿)
・なべ
なべ頭は最も基本的な頭部形状の1つです。
ワーク(取付物)を受ける平らな面が底面にあり、上部が名前の通り鍋のような丸みを帯びた形が特徴です。

・皿
皿頭も良く利用される種類です。
なべ頭は取り付けた際に外側に飛び出してしまうのに対し、皿頭はワークに皿加工をすることで表面に突き出ることなく取り付けできます。
そのため取り付けしたワークの上に他のものが取り付く際や、意匠的に凹凸を減らしたい際に使用します。
皿頭の径はねじ山径の2倍の物が一般的ですが、それよりも小さいものも多くあります。
(弊社ではM4のねじではD6~D8を使用しています。)

・その他
上記2種以外にも、トラス、六角など多くの頭部形状がございます。
それぞれにも特徴・用途があり、弊社でも必要に応じて使い分けております。
②小ねじ・タッピングねじ・ドリルねじ
・小ねじ
小ねじはナット等の雌ねじ部品や、タップ加工(ねじ山を作る)を施すことで固定できるねじです。
呼び径等と言われるねじの直径でM4、M5、…等と分類され、それぞれでピッチと呼ばれるねじ山の間隔が規格により決められております。

タップ加工は専用の工具が必要で手間も増えるため、弊社では小ねじよりも以下のねじを最も使います。
・タッピングねじ(タッピンねじ)
タッピングねじはタップ加工を必要としないねじです。
下穴を適切な径であけることで、ねじ自身がタップ加工を行い固定できます。
またアルミ形材がタッピングホールを持つ場合、穴開けすら不要となります。
注意点として、タッピングねじのピッチは径が同じ小ねじよりも大きくなっております。
そのためナットと固定する際にはねじ山の間隔が合わず、使用できません。
また、右の写真のような先端にガイドが付くものもございます。

・ドリルねじ
ドリルねじは名前の通り、先端がドリルのような形状をしております。
穴開け・タップ加工・固定の三役をこなす優れものです。
しかし穴をあけていない分、固定する際に位置がずれてしまうこともあり、少々慣れが必要です。
弊社では工場で使用することは少なく、現場で位置を調整して固定する際に使うことが多いです。

③ねじのサイズの見方
ねじの形状は径・長さが重要です。
径はねじ自体の強度、長さは固定部までの距離が影響してきます。
特に長さは長ければ良いというものでもなく、内側に別な部材がある場合は干渉しないように選定する必要があります。
長さは頭部形状によって測る箇所が異なるため注意が必要です。


以上、手摺の製作に使用するねじの簡単なお話でございます。
弊社ではアルミの加工において様々なノウハウや実績がございます。
手摺やアルミ製品について気になることがございましたらお気軽にご相談ください。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
