本日はアルミ押出について簡単に説明したいと思います。
押出とは押出機を用いて専用金型に圧力を加え、孔から形状を押出すという
工法になります。
アルミにも多種多様な合金があり、製品の用途などにより決定致します。
まずは素材であるアルミビレット。
*アルミビレット*
そして押出金型があります。
押出金型は一般的にダイスと言われ、
主なる種類にはソリットダイスとホローダイスとなります。
*ソリットダイス* *ホローダイス*
ダイス、ビレットを加熱します。
製品の形状等により変えますが、ビレットは500℃前後まで加熱します。
『押出工程』
押出は温度や速度により、形状に大きな影響があらわれます。
また気候などの影響も受け、長年の経験とノウハウが必要になってきます。
『引張矯正』
押出された製品の熱を冷ましている間に、捩れ・曲り・歪みなどが発生いたします。
これをストレッチャーで真直ぐに伸ばす工程になります。
『切断工程』
必要な長さに切断致します。
『検査、積載工程』
外観、寸法等を検査し、合格した製品をラックに積載していきます。
『熱処理工程』
必要な強度を得るために熱処理を実施いたします。
熱処理を終えた製品が、表面処理など次工程へ流れます。
簡単ではありますが、一連の押出工程をあげてみました。
参考にして頂けたら幸いです。